2019/02/16 19:39

コーヒー発祥の地、そしてゲイシャの発祥の地でもある、エチオピアから素晴らしいコーヒーが届きました。

今回取り扱う、ETHIOPIA GESHA VILLAGE OMA(オマ)の品種は、パナマ ゲイシャに形状風味ともに最も近いGESHA1931です。

口に含んだ時の質感はとてもリッチでシルキーで、紅茶砂糖漬けしたレモンシロップのような風味があり、とてもクリーンカップです。

 

ONLINE STOREでも販売開始です。

 

皆様により、ゲシャコーヒーを楽しんで頂けるようこのコーヒーのストーリーをお届けします。


ゲイシャコーヒーとは

1931年エチオピア南西部のゲシャ村で発見され、発祥地のゲシャ村から「ゲイシャ」と名付けられました。パナマの農園にゲイシャが持ち込まれたのは1960年代半ばですが、生育が悪く農園からは一度見放されてしまいます。

しかし2000年当初パナマ ボケテ地区にありラ・エスメラルダ農園でゲイシャが赤いオリーブのような実を実らせゲイシャコーヒーの再発見に繋がりました。

そして2004年、エスメラルダ農園のゲイシャ種はベスト・オブ・パナマというパナマの国際品評会で当時の最高落札価格で落札されました。

ゲシャビレッジ農園とは
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ゲシャビレッジ農園の軌跡

2007年にエチオピア政府からコーヒーのドキュメンタリー映画製作依頼をきっかけに、エチオピアの人々の生活、文化、風習に魅了され、その根底にあるコーヒーの生産を決心した米国生まれのアダム氏とエチオピア生まれのレイチェル夫人。 夫妻は、当初首都アディス近郊で農地を探しはじめますが、求める環境・気候条件に合わず、 いつしか遥か遠方まで探索の範囲を広めていき、辿り着いた場所が、Gesha種発祥の地である Gesha村だったのです。


 -立ちはだかる障壁

当時は、政府によって数年前に道路が敷かれたとはいえ、 農園までは首都アディスから車で丸二日かかりました。単に農園を訪問するだけでなく、農園建設資材運搬など困難を極めました。川に橋を渡し、人手を確保し、一つずつ地道に困難を乗り越え、一年かけて農園を開設しました。何よりも人を大切に一目でこの地に惚れ込んだ夫妻が最初に行った事は、現 地メアニット族との共生への話し合いです。Shaya氏とOma氏を族長とするメアニット族は何世紀もこの地の守護者として、その偉大な大地を守り続けており、彼らの理解・連携が最重要課題でした。 夫妻は、二人の族長に環境保全・促進に基づく農園づくりを時間をかけて説明し、自然・人・コーヒーの共存・共生 の理解・承認を得て、水源からの給排水整備をはじめ、現在の自然体系を崩さない様、土壌植物分析を行い新たに 30,000本のシェードツリーの植木等を行っています。


 -Geshaの原種を求めて

農園から約20㎞に位置するGesha種の原生林ゴリゲシャの森(Gori Gesha Forest)は、森というよりジャングルそのもので、猛獣対策の警備員付きでの正に探検そのものでした。遥か高く聳えるジャングルを歩き続け、遭難の危機にも瀕し、辿りついたのはジャスミンの香りが広がる Gesha種の現生地。様々なGesha種が実を付けていました。 ゴリゲシャの森から持ち帰った様々な品種から選別した6種を試験的に栽培し、試行錯誤の後、 次の3品種に絞りました。「Gori Gesha 2011 (GG)」ゴリ・ゲシャの森の遺伝子多様性を反映する品種 「Gesha 1931 (G31)」木の形態や果実のサイズ、外観、カップ品質がパナマ・ゲイシャに最も酷似した品種。 「Illubabor Forest1974 (IF)」エチオピアのリサーチセンターで採択された耐病性品種。1974年にイルバボアの森にて採取。


-終わりなき挑戦

正真正銘ゼロからのスタートを切ったゲシャビレッジ農園。様々な障壁を乗り越えて、6年目の2017年には1,200袋を超える生産量(生産2年目)となり、世界各地のバリスタ大会などでもその品質を認められています。 類まれな品質を誇る希少品種Geshaですが、持続的な生産を続ける農家は多くありません。その理由は、ハイブリッド品種はおろか、伝統品種と比較しても著しく生産量が低いだけでなく、原生種である所以でもあるのですが、チェリーの色づきが様々で、真紅やボルドーだけでなく、ピンクや赤茶など木々によって違いがあり、収穫時のピッカーに高い精度が求められる為でもあります。また病害虫に対する耐性等も未知数な部分が大きく、リスクが非常に高い品種とも言えます。 それでもGesha種を作り続ける理由は、誇り高きメアニット族が何世紀にもわたり守り続けてきたGesha発祥の地で、彼らと連携・共生し、世界最高峰の品質を生産することで、エチオピアの素晴らしさを更に世界に広めたいからです。そして、それは次の世代の礎となり、コーヒーを通じて私たちができる事と信じ続けているからです。農園主夫妻(アダム氏とレイチェル夫人)は、現状に満足せず、これからも様々な試行錯誤を行い、更なる品質の向上と共に、地域住民の生活水準の向上を目標に日々細心の注意を払いながら、一つ一つの工程を全力で取り組んでいます。


ETHIOPIA GESHA VILLAGE OMA
エチオピアの西の果ての鬱蒼と茂ったベンチ・マジ地区の森があります。この大自然の中におよそ471ヘクタールにわたる農園、ゲシャ・ビレッジ・コーヒー・エステートがあります。
農園は標高・土壌・品種に応じ8つの区画に分けられています。
今回の収穫エリアであるオマ地区(OMA地区)は農園の最南端に位置をしています。
特に原生林に囲まれたエリアである事から、コーヒーの木はしっかりと土壌に根付き、風味特性が素晴らしく表現されているエリアでもあります。
また、標高も高く昼夜の寒暖差と霧によりチェリーがゆっくり成熟することで更に風味特性が明確につくられています。
また、このOMA地区と最西端SHAYA地区はその良質なコーヒーの敬意を込めて現地のメアニット族の2人の長の名前が地区名に付けられています。





収穫:10月初旬から1月中旬

場所:エチオピア南西、ベンチマジ地域

土地:農園総面積471ヘクタール、コーヒー栽培面積320ヘクタール

高度:海抜1909-2069m

精製方法:ウォッシュト…機械によるミューシレージ除去またはフルウェット発酵、12-36時間浸し、チャネルウォッシュ、水分量が30%になるまで2-3日陰干しし、アフリカンベッドで11%まで日干し。合計で12-19日の乾燥日数。

GPS:座標6.54012,35.50202

樹林数:700,000

保護区域:27

緑陰:アグロフォレストシステムおよび土着の緑陰種

土壌:原生林、茶褐色ローム

気温:9-30

野生動物:多様な鳥類、イノシシ、シカ、チーター、バッファロー、ライオン、コロブスモンキー、ハイエナ、ハリネズミ、ウサギ、その他土地特有の生物

 

ゲシャ・ビレッジは、栽培や精製のあらゆる段階において品質の追求を決して怠らず、最上級の献身的な姿勢で従業員 やお客様に向き合い、エチオピアで最高品質のコーヒーを生産する、最も環境に配慮した農園となることを目標に掲げております。


ETHIOPIA GESHA VILLAGE OMA」は、

1CUP/650

100g/1800

からご用意しております、この最高品質のコーヒーをぜひこの機会にお試し下さい。

 

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