2019/03/02 18:38
アンドコーヒーおすすめレシピ
今回ご紹介するのは、AND COFFEE ROASTERSが実際に店舗で使用している抽出レシピです。ACRではハリオのV60を使用しています。大きな一つ穴とスパイラル状のリブが特徴の円錐形ドリッパーです。淹れ方で味わいをコントロールしやすく、フレーバーもはっきり出せるドリッパーです。
レシピ
豆量:12g
挽き目:中細挽き
湯量:200g
湯温:90-95℃
使用する豆は「エチオピア ハンベラ ブク サンドライ」
赤い果実を思わせるようなフレーバーに、チョコレートのような甘さが特徴です。
まずはコーヒー豆を量ります、少し多めに量ってグラインダーで挽いたあと粉の状態でもう一度きっちり12gに合わせます。
浅煎りのコーヒー豆は硬く、繊維が開いていないので、しっかり素材の味を出し切るために挽き目はすこし細かめに。
抽出を始める前にペーパーフィルターをお湯通しします。紙臭さを取り除き、同時に器具も温めます。(ペーパーフィルターはなるべく漂白フィルターを使用するのがオススメです)
コーヒー粉をドリッパーにセットします、粉がしっかり平らになるように軽く均しましょう。
コーヒー粉をドリッパーにセットした時点で、コーヒー粉は濡れたフィルターに触れるのですぐに抽出を始めましょう。
今回は、お湯の温度は92℃くらいで抽出していきます。
アンドコーヒーのハンベラブクは湯温が高すぎると過抽出になり、マウスフィールが悪くなる傾向があります。ナチュラルプロセスの豆ですが、クリーンさを重視したいのでこのくらいの湯温です。
ACRでは、30秒ごとに計4回に分けてお湯を注いでいきます。
タイマーをスタートしてまずは一投目の蒸らし、約30gのお湯を注ぎます、このとき全てのコーヒー粉にまんべんなくお湯がいきわたるように丁寧に注いでいきます。
30秒経ったら二投目を注いでいきます、ここでは50gのお湯を中心から外側に、外側から中心にとぐるぐると注いでいきます。
三投目、四投目は30秒ごとに60gずつのお湯を注ぎます、この時中心から外側へ、さらにコーヒー粉の土手になっている部分を崩していくイメージでドリッパーとコーヒー粉の境目にもお湯をかけることでしっかりとすべてのコーヒー粉から成分を抽出します。
お湯が落ちきったら抽出完了、お湯を落としきることで注湯量と抽出量が一定になるので結果濃度も安定します。
抽出時間は、だいたい2:30-3:00で落ちきるような挽き目が良いでしょう。
コーヒーの濃度を計測するVST社のTDS計です、AND COFFEE ROASTERSでは、TDS:1.1-1.3%くらいをターゲットにしています。
カップに注いで完成です。
今回ご紹介したのは、少ないコーヒー粉から素材の味をしっかり取り出し、クリーンで尚且つ甘さが楽しめるレシピになります。とてもシンプルかつ、豆の持つフレーバーを十分に引き出すことができますので自宅でドリップコーヒーを楽しむ際にはぜひお試し下さい。
今回使用した「エチオピア ハンベラ ブク サンドライ」は、オンラインストアからご購入頂けます。